1992年7月ドイツ中心部のダルムシュタットという大学都市で遷移金属の物理国際会議があった。夏休み中なので、この機会に家族と
北イタリア、ドイツ、ウイーンを旅行した。ここでは最後に行ったウイーンを紹介する。
ウイーンはいうまでも無く中世から近代にかけて現在の東欧諸国やスペインなどを支配したハプスブルグ帝国の首都で市内にはその時代の壮大な建築物が存在し、また多くの音楽家が輩出・滞在した音楽の都としても有名である。
シェーンブルン宮殿
ハプスブルグ家の離宮で壮大な建物と広大な庭園からなっている。庭園の奥は高台になっておりその上にグロリエッテと呼ばれるギリシャ建築風の建物があり、このあたりから宮殿の全容が見られる。
高台から見た宮殿の全容
庭園の奥
庭園の最奥にある建造物
そのすぐ裏が高台になっておりその上に下写真の建物がある。
グロリエッテ
対プロシア戦の勝利を祝って建てられたという。戦士の慰霊碑にもなっている。
市内の風物
マリア・テレジア像
シュテファン寺院(後ろの尖塔とその左の建物)
あまりに大きすぎて1枚の写真には収まらない
屋根と尖塔
屋根瓦には独特の模様が付けてある
ミサ風景
美術史博物館
美術史博物館の収蔵物
王女マルガレータ(ベラスケス作)
その他ブリューゲルやフェルメール、ルネッサンス期イタリアの巨匠達の絵が多数収蔵されている。
市庁舎
ウイーン大学
ボルツマン、シュレーディンガー、ドップラーなどの物理学者、フロイドなど著名な学者を輩出している。またウイーン工科大学も我々の分野では著名である。
オペラ座の客席
オペラ座内にあるモーツアルトの胸像
ベートーベンの胸像
辻音楽師
中央墓地にあるヨハンシュトラウスの墓
市内から路面電車で20~30分のところにある。
その他、ベートーベン、ブラームス、シューベルトなどウイーンにゆかりのある音楽家達の墓がある。