いわゆるタブレット端末の元祖 iPad が発売されたから4年、私も初代 iPad からの愛用者だが、さすがに古くなり、新しいOSがインストールできないなど不具合が目立ってきた。そこで今年(2014年)新しいモデル iPad Air2 が発売されるのを待って買替えることにした。長年使っているので、iPad を手に入れた知り合いからどのように使っているかと聞かれることもあるので、これを期に、私流の iPad の使い方を紹介する。
かくいう私はすでに後期高齢者、現役時代は一応理系の研究者でパソコンには長年親しんできたが、タブレット端末はパソコンと共通点はあるもののかなり勝手が違うので最初は戸惑うことも多かった。ただ、iPad はそれ自身でもいろいろなことが出来るが、パソコンと連携して使うことにより用途が大きく広がる。また、パソコンのキーボードによる入力に慣れているものにとっては、iPad 側で複雑で長大なデータを入力するのはおっくうであり、パソコン側でデータファイルを作っておき(あるいはすでにパソコン内にあるデータを利用する場合)これを iPad に転送(あるいは同期)して使うのが便利である。ということで、ここではパソコンをメインにして使っているユーザーが iPad を使うことを前提にいろいろな使い方を紹介する。
なお、私のパソコン環境(詳しくはこちら)は Windows 7 搭載のディスクトップPC、携帯端末としてはiPad Air2 の他、第5世代の iPod touch (いずれもiOS 8搭載)を使用している。iPod touch は iPhone から電話機能を無くしたもので、機能的には iPad をスマホのサイズにしたものと考えてよく、軽くてポケットにも入るのでちょっとした外出時はもっぱらこちらを使っている。
いうまでもなく、どちらも多くの機能(アプリ)はインターネットに繋がっていることを前提としており、セルラータイプのiPad や iPhone は携帯電話回線を使ってどこでもインターネットに繋がるが(もちろん携帯電話会社と契約し、月々の接続料を支払う必要がある)、Wi-Fi タイプの iPad と iPod touch は無線LAN (WiFi) 環境がないと外ではインターネットは使えない。私の場合は、出先でインターネットに繋ぐために、Ymobile社が運営するいわゆるMobile WiFiルーター(PocketWiFi 303HW)を使っている(購入時はe-mobile社の製品)。これは、かなり高速通信が出来る第4世代(LTE)の無線サービスを使っており、月々約3000円の通信料で端末機器10台まで利用可能で、私のようにiPad、iPod touch の他出先でノートパソコンを使うなど複数の端末を使う利用者の場合は断然お得である。なお、スマホを使っている場合は、スマホのデザリング機能を使うのが賢明かもしれない。
パソコン側の準備
iPad をパソコンと連動して使うためには少しパソコン側で準備が必要である。以下とりあえず必要なソフトについてのべる。
(1) iTunes のインストール
iTunes はもともと、携帯音楽プレーヤーである iPod にCDの音楽データを圧縮し送り込むために開発されたソフトだが、現在では、アップル社の携帯端末をパソコンと連動して使うための機能を備えた総合的なソフトとなっているので、ぜひこれをパソコンにインストールすることをお薦めする。
そのため、まずApple社のWebSite
http://www.apple.com/jp/
にアクセスし iTunes タブを開き、iTunes をダウンロードボタンをクリックし、開いたページ左下にあるメールアドレス欄に常用のメールアドレスを入れ、今すぐダウンロードボタンをクリックし指示に従ってインストールすればよい。結構大きいソフトなので少し時間がかかる。
(2) Apple のアカウント(ID)の取得とパスワードの設定(ただし、これはiPad の初期化操作のときに行っているはずなので、二重に登録しないように注意)
上でインストールした iTunes を立ち上げ画面上部の人形をしたサインインボタン(下図)をクリックしメニューからサインインする(すでにサインインしている場合はサインアウトとなっているのでそのまま)
すでにアカウントを持っている場合はApple ID とパスワードを入力しサインインする。サインインできない場合はパスワードが違うか未登録。パスワード違いの場合はお忘れの場合はをクリックし指示に従う。未登録の場合は Apple IDを作成をクリックし指示に従う。 サインインに成功すればそのままにして、iTunes を一旦閉じる(通常サインインしたままおいておいてでよい)。
(3) iCloud Control Panel のインストールと設定
iCloud はAppleの携帯端末間とパソコンとの間でデータを共有・同期するためのクラウドサーバーである。パソコン内の一部のデータ(例えばIEのお気に入りリストとiPad のブラウザ Safariのお気に入り)を同期させるにはパソコンにiCloud Control Panel をインストールし設定する必要がある。
そのため、上記 Apple の WebSite にアクセスしサポートタブを開き現れる青い雲形の iCloud アイコンをクリックする。 画面右下の Windows 用 iCloud 欄の今すぐダウンロードをクリックし指示に従ってインストールする。
インストールが成功すれば、全てのプログラムを開き iCloud フォルダー内の iCloud をクリックして iCloud Control Panel(下図) を開く(タスクバー内にある▲ボタンをクリックして現れるiCloud アイコンからも開くことも出来る)
iCloud Control Panel
ここではとりあえず、写真、メール、・・・・、ブックマーク にチェックを入れ、適用をクリックし閉じておく。
iTunes や iCloud の具体的な使い方については以降個別に説明していく。
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